平屋をモダンなデザインにするには?|ローコスト平屋住宅専門店のレスモア

「平屋」と「モダン」は、近年とても人気の高い組み合わせです。シンプルで洗練された外観と、ワンフロアで完結する機能的な間取りは、多様なライフスタイルにフィットします。

しかし、ただシンプルに仕上げるだけでは「モダン」とは言えません。素材の組み合わせや照明の使い方、内外の一体感など、細部まで意識した設計が求められます。

この記事では、ローコストでも実現できるモダンな平屋づくりのコツを、外観・内装・設備の3つの視点から解説します。

モダンデザインは「現代的」という意味合いを持ち、直線的なフォルムや、装飾を最小限に抑えたシンプルさが特徴です。

モダンデザインにはさまざまなテイストがあります。まずは代表的な以下4つのタイプを確認しましょう。

種類特徴
シンプルモダン白、黒、グレーなどのモノトーンを基調とし、無駄を削ぎ落とした最も純粋なモダンデザイン。シャープで洗練された印象。
ナチュラルモダン無垢材や石などの自然素材を取り入れ、温かみと落ち着きをプラスしたテイスト。モダンさの中にもやさしさがあり、家族でくつろげる住まいに最適。
和モダン格子や深い軒、畳スペースなど、伝統的な和の要素を取り入れながら現代的にアレンジ。落ち着きと上品さを兼ね備えたスタイル。
洋モダンレンガ調の外壁やブラックフレームのサッシなど、海外のデザインを感じさせるテイスト。シンプルながら存在感のあるデザインが特徴。

モダンな平屋づくりでは、外観と内装の両方でデザインを統一することが重要です。「外から見て美しく、中で過ごして快適」な空間を意識しましょう。

外観デザインのコツ

モダンな外観は派手な装飾ではなく、フォルムと素材、ラインの整え方で決まります。


【建物や屋根の形】

建物の形に凹凸をつけすぎず、真四角(箱型)や一方向に傾斜した片流れ屋根など、シンプルで直線的なフォルムを採用しましょう。形が複雑になると、その分コストも上がります。


【屋根や窓のライン】

窓の高さや大きさを統一し、建物の水平ラインや垂直ラインを強調することで、建物全体にリズム感と洗練された印象が生まれます。


【外壁】

外壁は、ガルバリウム鋼板や塗り壁といったシンプルなメイン素材を使い、玄関周りなどに木目調のサイディングやタイルをアクセントとして取り入れてみましょう。コストを抑えつつ豊かな表情と立体感を出せます。

内装デザインのコツ

内装は、余白を意識した“引き算”で空間を整えることがモダンさにつながります。


【インテリア】

モダンデザインは「ミニマリズム」と密接です。家具や生活用品を必要最低限にし、空間に余白を持たせることで、広々とした印象と洗練さが両立できます。


【照明や天井】

メインの照明はダウンライトにし、リビングの一角などに間接照明(コーブ照明、コーニス照明)を採用することで、陰影のコントラストが生まれ、空間に奥行きと高級感を演出できます。平屋ならではの勾配天井を活かすのも効果的です。


【素材や色】

内装のフローリングの色、建具の色、窓枠の色を、外観の素材や色味と合わせることで、家全体のデザインに一貫性が生まれます。


【収納】

パントリーやファミリークローゼット、壁面収納などを充実させ、生活感を出す家電や日用品を見せない工夫をしましょう。

内と外をつなぐ設計

ワンフロアで庭とのつながりやすい平屋の特性を最大限に活かしましょう。

大きな窓やリビングと庭をつなぐ掃き出し窓を配置し、視線の抜けを意識した間取りにすることで、床面積以上の開放感を感じられます。

さらに、プライバシーを守りながら外光や風を取り込む中庭(コートハウス)や、リビングの延長として機能するウッドデッキを設置すると、アウトドアリビングとしても利用できます。

デザイン性だけでなく、住み心地を高める設備も重要です。モダンな家ほどシンプルであるぶん、機能面を充実させることで「見た目」と「快適さ」を両立できます。

初期費用はかかっても、長期的にはコストを削減につながる設備、デザインの完成度を高めるのに役立つ設備は積極的に検討しましょう。

長期的なコストを削減する設備

以下は、初期投資を回収でき、ランニングコストを抑えることで家計に貢献する設備の例です。

高気密・高断熱冷暖房の効率が格段に向上し、光熱費を大幅に削減できる。また、室内の温度差が小さくなるためヒートショックのリスクが減少、健康にも役立つ。
太陽光発電片流れ屋根など、形状によっては効率よくパネルを設置できる。売電収入を得ることで初期費用を回収できる可能性があるほか、災害時の非常用電源としても機能する。

モダンデザインを完成させるための設備

そして以下は、デザインを邪魔せず、空間をより洗練させるための設備の例です。

スマートホーム照明やエアコン、シャッターなどをスマートフォンや音声で一括操作できるシステム。壁のスイッチやリモコンの数を最小限に抑えられ、配線を隠す工夫と合わせることで、すっきりとした空間を維持できる。
デザインを考慮した照明計画空間に立体感を出す間接照明やダウンライトは、モダンデザインの要。最新のLED照明は省エネ性能も高く、デザイン性の高い空間を経済的に実現できる。

「モダンな家は高そう」と思われがちですが、実はコストを抑えながら洗練されたデザインに仕上げることも可能です。

大切なのは、費用をかける部分と抑える部分の“メリハリ”をつけること。ここでは、ローコストでもモダンな雰囲気をつくるための具体的な工夫を紹介します。

デザインを“引き算”で考える

モダンデザインの基本は「シンプル・イズ・ベスト」です。余計な装飾や凹凸をなくすことで、建築コストを抑えつつ洗練された印象に仕上がります。

たとえば、屋根の形を片流れやフラットにするだけでも構造がシンプルになり、施工費を削減できます。そのぶん、素材感や照明で個性を出すようにしましょう。

外壁の質感や照明の演出を工夫すれば、費用を抑えながらも上質な雰囲気を演出できます。

規格プランをベースにカスタムする

完全自由設計よりも、規格プラン(セミオーダー)をベースにしたカスタムがおすすめです。あらかじめ決まった構造を利用することで設計費用を抑えつつ、外壁や玄関ドア、窓の配置などで個性を出せます。

たとえば、同じプランでも外壁材を変えるだけで印象が大きく変わり、オリジナリティを演出できます。「決まった型の中でどこに工夫を入れるか」を意識するようにしましょう。

素材をポイント使いにする

高価な素材を家全体に使用するのではなく、「部分使い」でコストとデザインのバランスをとることをおすすめします。

たとえば、リビングのテレビボード裏の一面や、玄関アプローチなど、来客の目につきやすい場所や自分が最も愛着を感じる場所だけに、天然木や意匠性の高いタイルを使うなどです。その他の部分はシンプルな建材で統一すれば、メリハリの効いたモダンな空間をローコストで実現できます。

モダンな平屋は「シンプルさ」「直線的なフォルム」「内外の統一感」という、3つの要素を持っています。

ローコストでも「引き算のデザイン」「規格プランの活用」「素材のポイント使い」を意識すれば、十分にモダンな住まいを実現可能です。

最新設備を取り入れる際は、初期費用だけでなく、長期的な光熱費の削減やデザインを邪魔しない機能という視点で採用を検討しましょう。

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