一軒家の間取りはどうやって決める?生活に便利なポイントをご紹介|ローコスト平屋住宅専門店のレスモア

一軒家の新築を考え始めたとき、多くの方が最初に悩むのが「間取り」です。どんな部屋が必要なのか、家族構成に合っているのか、住んでから後悔しないかなど、間取りは暮らしの快適さを大きく左右する要素です。しかし、初めての家づくりでは何から考えればよいのか分からず、迷ってしまう方も少なくありません。

そこで本記事では、間取りを決める際の基本ステップや、家族構成ごとの部屋の考え方、さらによくある後悔ポイントまで、わかりやすく解説します。今後の住まいづくりの参考に、ぜひ最後までお付き合いください。

理想の間取りはカタログの中から選ぶものではなく、ご家族の生活に合わせてゼロからつくり上げるものです。設計に入る前に、まずは以下の3つのステップで計画の土台を固めましょう。

  • 絶対条件と希望条件を明確にする
  • 現状の「不便さ」をリストアップする
  • 家族のライフスタイルと将来設計を確認する

絶対条件と希望条件を明確にする

まず行いたいのが「絶対に必要な条件」と「できれば叶えたい希望」を整理することです。漠然と「広いリビングがいい」「収納が多い家がいい」と考えるのではなく、具体的な生活スタイルに落とし込んで考えることが大切です。

おすすめは、以下の3段階に分けて整理する方法です。

  • MUST(絶対に必要)
  • WANT(できれば欲しい)
  • NICE TO HAVE(あればうれしい)

たとえば「主寝室は1階」「子ども部屋は将来2部屋必要」「在宅ワーク用のスペースが必要」などはMUSTに、「リビング階段」「パントリー」「和室」などはWANTに分類すると、優先順位が見えてきます。この整理をしておくだけで、間取りの打ち合わせが格段に進めやすくなります。

現状の「不便さ」をリストアップする

現在の住まい(賃貸マンションやご実家)での不満点こそが、新しい一軒家で解消すべき課題です。

「朝の洗面台が渋滞する」「ゴミ出し用のストック場所がない」「廊下が狭くてすれ違いにくい」など、具体的な不満点をリストアップしてください。間取りの打ち合わせでは、このリストを基に「今の不便を解消する設計」を設計士に提案してもらいましょう。

家族のライフスタイルと将来設計を確認する

間取りを考える際に、10年後、20年後の家族構成や生活の変化も考えるようにしてください。

  • 家族構成:今後、お子様が増える予定があるか。
  • 子育て:子どもが何歳まで個室を必要とするか。将来的に独立した後の部屋の使い道はどうするか。
  • 親との同居・介護:将来的に親御様との同居や介護が必要になる可能性はあるか。
  • 仕事:在宅ワークの頻度や、専用スペースは必要か。

特に「子どもの独立後」や「老後の生活」を見据えておけば、部屋を間仕切りで分けられるようにしたり、バリアフリーを意識した設計を取り入れたりなどが可能なため、将来の住み替えリスクが減らせます。

一軒家の間取りは、家族構成によって必要な部屋数や配置の考え方が大きく変わります。ここでは、家族構成に応じた部屋づくりのポイントを解説します。

最低限必要な部屋の数と種類

基本は「LDK(リビング・ダイニング・キッチン)+主寝室+個室」の組み合わせです。一般的には、家族の人数に応じて個室の数を決めていきます。

  • 夫婦2人:LDK+主寝室
  • 夫婦+子ども1人:LDK+主寝室+子ども部屋
  • 夫婦+子ども2人:LDK+主寝室+子ども部屋2室

子どもの性別が同じ場合、子ども部屋として1室を準備する家庭もあります。

子ども部屋の広さと配置の決め方

子ども部屋は、子どもの成長に合わせて柔軟に変化できる間取りがおすすめです。

たとえば小さい頃はLDKと繋がる大きな一部屋(プレイルーム)として使い、個室が必要になる中学生頃に間仕切り壁や収納家具で2部屋に区切る設計が人気です。これにより初期コストを抑えつつ、ライフステージに合わせて柔軟に対応できます。

個室として使う場合、4.5畳〜6畳あればベッドと机を置くスペースとしては十分です。

夫婦のプライベート空間の考え方

寝室は単に寝るだけの場所ではなく、夫婦の趣味や仕事の空間を兼ねることも増えています。

在宅ワークスペースでは、LDKの一角にカウンターを設ける方法と、主寝室に併設した半個室の書斎を設ける方法があります。集中力が必要な場合は、個室化を検討しましょう。

また、寝る時間の違いや生活リズムの違いから、あえて将来的に別室も選べるよう、主寝室を2部屋に分けられるように設計しておくのも一つの方法です。

その他(ゲストルーム・多目的室)の検討

来客が多いご家庭では、ゲストルームや和室の有無も検討してみましょう。和室や小上がりは、普段はリビングの延長として使い、来客時には客間として活用できるため、多目的に使えて便利です。

土地に余裕がある場合

一軒家を検討する際、特に土地に余裕がある場合は平屋も検討してみてはいかがでしょうか。

平屋は階段や2階の廊下が不要です。この不要になったスペースをLDKや個室の広さに充てたり、ウォークインクローゼットなどの収納に充てたりすることで、延床面積を効率的に活用できます。

また、ワンフロアですべてが完結するため、動線がシンプル。将来的なバリアフリーの観点からもおすすめです。

以下の記事で、平屋のメリットや暮らしやすさの理由について解説しています。

ここでは、多くの施主が後悔しやすい具体的な失敗談と、それを回避するための設計ポイントをみていきましょう。

生活・家事導線

後悔の声としてとても多いのが、生活動線・家事動線に関するものです。

  • 朝の洗面所やトイレが混雑する
  • 帰宅後の手洗いや収納までの動線が不便
  • 洗濯動線が悪く「洗う・干す・しまう」が遠い

こうした動線の悪さは、毎日の小さなストレスとなって積み重なっていきます。図面だけで判断せず、実際の生活シーンを具体的にイメージしながら配置を考えましょう。

収納

収納不足も、間取りの後悔で多いポイントです。基本的には「部屋の収納は小さく、家族の収納は大きく」をおすすめします。各部屋に小さなクローゼットを分散させるよりも、ファミリークローゼット(FCL)やシューズクローク(SIC)など、家族全員で使える大きな収納を確保する方が、生活動線がスムーズになりやすいためです。

また、収納は「使う場所のすぐそば」に配置すると、ストレス減少と整理整頓のしやすさにつながります。玄関には外出用品、キッチン近くにはパントリー、寝室には衣類収納など、使うモノの定位置を意識した配置は、片付けやすい家が共通して持つ特徴です。

一軒家の間取り決めは、「今の生活の不満解消」と「将来の暮らしを見据えた柔軟性」のバランスを取ることがとても重要です。

まずはご家族で「部屋数」「動線」「収納」の3つの要素について具体的な要望を洗い出し、優先順位をつけていくことから始めてください。特に、平屋のようなワンフロアで生活が完結する間取りのノウハウは、動線の最適化や収納の効率化において、二階建ての設計にも大いに活かせます。

私たちローコスト平屋住宅専門店のレスモアは、多くのお客様の「後悔しない間取り」をサポートしてきました。生活動線や収納計画に強みを持つプロの視点から、理想の暮らしを実現するための具体的な提案が可能です。間取りでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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