
新築で戸建てを建てたいと思っても、「何から始めればいいの?」「何に気をつければ後悔しない?」と不安を抱く方は少なくありません。
家づくりは人生でも大きな買い物のひとつ。流れを理解しないまま進めてしまうと、予算の超過や土地選びの失敗、契約内容の見落としなど、思わぬトラブルに発展することもあります。
そこでこの記事では、新築戸建てを購入する一連の流れをわかりやすく整理し、事前に準備すべきポイント、契約・建築段階の注意点までをまとめて解説します。これから家づくりをスタートする方が安心して進められるよう、必要な情報だけを厳選してご紹介します。
新築戸建を購入する5つのステップ
まずは、新築戸建を購入し、入居するまでの全体像を把握しましょう。一般的な家づくりは、大きく分けて5つのステップで進行します。
簡単な概要と所要期間の目安をステップごとに以下の表にまとめました。
| ステップ | 概要 | 所要期間の目安 |
| 【準備】予算計画・情報収集 | 資金計画を立て、住宅会社や土地、間取りの情報を収集する。 | 1ヶ月〜3ヶ月 |
| 【実行①】土地探し・建築会社選定・契約 | 建築会社を決定し、土地を探して購入契約、建築請負契約を締結する。 | 1ヶ月〜6ヶ月 |
| 【実行②】設計・詳細決定・住宅ローン本審査 | 間取りや設備、仕様の詳細を決め、住宅ローンの本審査を行う。 | 1ヶ月〜2ヶ月 |
| 【建築】建築工事・施主検査 | 地鎮祭を経て着工し、骨組みや内装の工事、そして最終確認(施主検査)を行う。 | 4ヶ月〜6ヶ月 |
| 【完了】引き渡し・入居 | ローンが実行され、鍵と書類を受け取り、新居での生活がスタートする。 | 1日〜1週間 |
計画から引き渡しまでの時間目安
新築戸建ては、モデルハウス見学や住宅ローンの事前審査、土地探しの難航など、想定以上に時間がかかるケースもあります。特に土地探しは希望条件と予算が合わないことも多く、数ヶ月から半年かかることも珍しくありません。
契約後の建築期間は約4〜6ヶ月が目安。完成までの全体期間を見込んでスケジュールを立てておくと、引っ越し時期の調整や賃貸の更新なども計画的に進められます。
戸建てを新築! 後悔しないための準備
後悔しない家づくりは、実行に移す前の「計画」段階で決まります。特に重要な以下3つの準備について解説します。
- 家族の希望・優先順位の明確化
- 資金計画
- 土地選び
家族の希望・優先順位の明確化
家づくりにおいて、家族全員の要望をすべて叶えることは、予算や土地の制約から現実的ではありません。まずは要望を整理し、「譲れない条件(マスト)」と「できれば欲しい条件(ウォント)」を明確に分けましょう。
具体的には、エリア(学区、通勤)、間取り、広さ、そしてキッチンと洗面所といった生活動線など、それぞれの優先順位を決定することが重要です。この作業を丁寧に行うことで、こだわり過ぎによる予算オーバーを防ぎ、本当に大切な要素に予算を集中させられます。
資金計画
住宅ローンで「借りられる額」と「無理なく返せる額」は全く異なります。安定した返済計画を立てるために、まずは「土地代」「建物代」に加えて、登記費用や税金などの「諸費用(目安として総額の5〜10%)」を必ず含めた総額で予算を考えるようにしましょう。
次に、住宅ローンの毎月の返済額は手取り月収の20〜25%以内に抑えるのが理想とされています。現在の生活費や将来の教育費なども考慮し、「無理なく返済できる額」から借入額を逆算してください。
また、資金計画の現実性を確かめるために、早い段階で住宅会社と連携し、金融機関で事前審査を受けておくことをおすすめします。事前審査を早めに行っておくと、土地契約や建築会社との話をスムーズに進められ、購入のタイミングを逃しにくくなるためです。
土地選び
土地選びでは、まず家族が暮らすうえで大切にしたい条件を整理することが重要です。駅までの距離や通学・通勤のしやすさ、周辺環境、土地の広さや形状、日当たりなど、理想をすべて満たす土地は少ないため、優先順位をはっきりさせておきましょう。
現地を訪れる際は、時間帯や曜日を変えてみると、交通量や騒音、日照の変化などをより正確に把握できます。さらに将来の安全性やメンテナンス性に関わるため、ハザードマップの確認や地盤調査の情報収集も忘れないようにしてください。
また、土地には建ぺい率や容積率といった法的な制限があり、敷地によっては希望の家が建てられない場合もあります。そのため、気に入った土地が見つかったら、建築会社や不動産会社に「ここに希望の間取りが建つかどうか」を早めに確認するようにしましょう。
契約と建築のポイント

計画が固まったら、いよいよ実行に移ります。ここでは、失敗やトラブルを防ぐためのポイントを解説します。
建築会社の選び方
建築会社選びでは、価格が安いかどうかだけでなく、価格に見合った品質があるか、そして希望するデザインや工法に豊富な実績と専門性があるかをチェックしましょう。
また、家づくりは長期にわたるため、要望を正確に理解して進めてくれる、信頼できる担当者を選ぶことが重要です。引き渡し後の保証内容や、定期点検の体制が整っているかというアフターサービス体制についても、必ず事前に確認しておきましょう。
契約前に確認すべきことの代表は、見積もりの内訳です。見積もりに「一式」表記が多いと後から追加費用が発生するリスクが高まるため、詳細な内訳(単価)まで確認するようにしてください。さらに、標準仕様の設備(キッチン、バスルームなど)のグレードが、自分たちの希望と合っているかもチェックしておくべき項目です。
設計と工事中の施主チェックポイント
間取りや収納サイズだけでなく、コンセントや照明、スイッチの位置、窓の高さなど、日々の使い勝手に直結する細かい部分まで、家族全員で最終確認を行うようにしましょう。設計内容の変更は、工事開始後に依頼すると追加費用や工期の遅延の原因となるため、全ての変更は必ず着工前の最終図面捺印までに完了させることが鉄則です。
また、施主検査だけでなく、建築途中の構造体や断熱材など、完成後には見えなくなる重要な部分を、現場で写真に撮り、記録に残すことをおすすめします。
戸建を新築で購入する方法について解説のまとめ
新築戸建の購入は、準備期間を含めると長い道のりになります。しかし、事前に資金計画を明確にし、家族の優先順位を決定することで、その成功率は格段に高まります。
後悔しない家づくりのためには、専門家に任せきりにするのではなく、ご自身がプロセスを理解し、主体的に関わることが重要です。
効率的かつ質の高い家づくりを目指すなら、実績が豊富な専門家への相談が最短ルートです。特に「無理のない予算で、間取りの無駄を省いた住まい」を実現したいとお考えなら、岩手県初のローコスト平屋住宅専門店レスモアにご相談ください。
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