平屋をおしゃれに見せる間取りとは|ローコスト平屋住宅専門店のレスモア

ワンフロアで生活が完結し、構造的にも安定して災害に強い平屋は、家族みんなが暮らしやすい「安心できる住まい」として人気があります。

ただし、実用性だけでなく「おしゃれさ」も兼ね備えたデザイン性の高い住まいにするには、いろいろと工夫が必要です。

本記事では、平屋をおしゃれに見せる基本のポイントや、デザイン性を高める具体的なアイディアを解説します。これから平屋を建てたい方、住まいをもっとスタイリッシュにしたい方は、ぜひ参考にしてください。

平屋はシンプルな形だからこそ、開放感の演出や動線の設計、外と内のつながりを意識することで、より洗練された空間に仕上がります。

以下は、平屋をおしゃれに見せるために欠かせない、3つの基本ポイントです。

  • 開放感の演出
  • 直線的でシンプルな動線
  • 内と外をつなぐ空間

開放感の演出

平屋をおしゃれに見せる一番のポイントは、なんといっても「開放感」です。天井を高くしたり、窓を大きくしたりするだけで、空間が驚くほど広く感じられます。

たとえば、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)を一つながりの大空間にしたり、勾配天井にして縦の広がりを出すのも効果的です。視界が抜けるような設計にすることで、実際の床面積以上の広々とした、心地よい空間が生まれます。

直線的でシンプルな動線

おしゃれな空間は、見た目だけでなく「暮らしやすさ」も両立しています。間取りを考える上で大切なのが、ムダのない直線的な動線です。

ごちゃごちゃした動線は、生活感が出やすくなりがちです。たとえば、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と水回りを一直線でつなぐような間取りは、家事の負担を減らすだけでなく、モノの「とりあえず置き」を防ぐ効果もあります。

動線が複雑だと、ついモノを置きっぱなしにしてしまいがちですが、やがていつの間にかそれが定位置になってしまうことも多いでしょう。シンプルな動線は、使ったものをすぐに元の場所に戻す習慣をつくり、部屋全体をスッキリと見せる効果があり、自然におしゃれな雰囲気が生まれます。

内と外をつなぐ空間

ウッドデッキやテラス、中庭など、外部空間をうまく取り入れると平屋はぐっとおしゃれになります。

リビングから庭へ視線が抜ける設計は、室内を広く見せる効果があるだけでなく、家族が自然に集まる心地よい場所にもなります。屋内外の境界をあえてあいまいにすることで、自然を感じながら暮らせる開放的な平屋に仕上がります。

基本を押さえたら、次はデザイン性をさらに高めるための具体的なアイデアを見ていきましょう。おしゃれな家は見た目の美しさだけでなく、日々の暮らしが豊かになる工夫が隠されています。

ここでは以下7つのアイディアを紹介します。

  • 収納導線で生活感を隠す
  • 中庭など複数の庭を設ける
  • 勾配天井や梁を見せる
  • 廊下を「多目的スペース」に変える
  • 和室をモダンにアレンジする
  • 色や素材をトータルでコーディネートする
  • 照明計画で空間にメリハリをつける

収納導線で生活感を隠す

おしゃれな空間をキープする一番の鍵は、徹底的に生活感を隠すことです。特に、玄関からリビング、キッチン、洗面所といった「収納動線」を意識するようにしましょう。

たとえば、玄関に家族全員のコートやカバンをしまえるファミリークローゼットを設ければ、リビングにモノが散らかるのを防げます。また、キッチン横にパントリーを設けてストック品やゴミ箱を隠す、洗面所と脱衣所を分ける、といった工夫も効果的です。使う場所にすぐモノをしまえる動線を設計することで、自然と片付けやすい家になるうえに、おしゃれさが強調されます。

中庭など複数の庭を設ける

平屋の醍醐味は、外の空間を積極的に取り込めることです。建物の中心に中庭を設けたり、LDKと寝室のそれぞれに庭を設けることで、よりプライベートで開放的な空間が生まれます。

中庭は、外からの視線を気にせず、いつでも光や風を感じられる特別な場所です。子どもたちの遊び場や、ペットを外の空気に触れさせる場所、人目を気にしない椅子での昼寝など、セカンドリビングとしても大活躍するでしょう。複数の庭があることで、それぞれの空間に異なる表情が生まれ、家全体に奥行きが生まれます。

勾配天井や梁を見せる

天井を斜めに高くする勾配天井は、平屋ならではの魅力を最大限に引き出す手法です。部屋全体にダイナミックな広がりが生まれ、開放感が格段にアップします。

さらに、構造材である梁(はり)をあえて見せる「見せ梁」にすれば、木の温もりが感じられるナチュラルな空間を演出できます。見せ梁は、照明やグリーンを吊るすなどインテリアのアクセントとしても活躍できるため、大変便利です。

廊下を「多目的スペース」に変える

廊下を単なる通路ではなく「多目的スペース」として活用することで、家の機能性をぐんと高めてみてはいかがでしょうか。

たとえば、壁面全体を本棚にして書斎コーナーにしたり、ギャラリーのように絵画や写真を飾るスペースにしたりといった使い方ができます。また、幅を広げてベンチを置き、ちょっとした休憩スペースにするのもいいでしょう。

廊下という限られた面積を有効活用することで、デッドスペースがなくなり、平屋全体の印象がぐっと洗練されます。

和室をモダンにアレンジする

昔ながらの和室も、デザインを工夫すればスタイリッシュに生まれ変わります。畳の色をモダンなグレーやベージュに変えたり、障子の代わりにガラスやロールスクリーンを取り入れたりして、現代的な雰囲気にしてみましょう。

客間や寝室としても使える和室を、おしゃれにリデザインすることで暮らしに柔軟性が生まれます。

色や素材をトータルでコーディネートする

おしゃれな空間づくりには、色と素材の統一感が欠かせません。内装の壁や床、天井、そして家具の色味を統一することで、部屋全体にまとまりが生まれ、洗練された印象になります。

床材は無垢材、壁は漆喰、といった自然素材をメインにすれば、あたたかみのある優しい雰囲気に。アイアンやコンクリートといった異素材をアクセントに使うと、スタイリッシュでおしゃれな空間を演出できます。

照明計画で空間にメリハリをつける

照明は、単に部屋を明るくするだけでなく、空間の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。部屋全体を明るくするシーリングライトだけでなく、間接照明やペンダントライトを組み合わせた「多灯分散(たとうぶんさん)」にすることで、空間に奥行きとメリハリが生まれます。

ダイニングテーブルの上にペンダントライトを吊るしたり、壁面に間接照明を仕込んだりすることで、おしゃれなカフェやホテルのような、居心地の良い空間を演出できます。

平屋はワンフロアで生活が完結する利便性に加え、工夫次第でおしゃれさを存分に取り入れられる住まいです。開放感を強調した間取りやシンプルな動線づくり、内と外をつなぐ設計にプラスして、収納導線や中庭、勾配天井、照明計画といったアイデアを組み合わせれば、デザイン性と暮らしやすさの両方を実現できます。

「おしゃれに見えること」と「日々の暮らしやすさ」は、どちらか一方ではなく両立させることが大切です。自分や家族のライフスタイルに合った工夫を取り入れて、見た目にも心地よく、長く愛せる平屋を手に入れましょう。

奥州市で新しい住まいを検討している方は、岩手県初の平屋専門店レスモアにぜひご相談ください。暮らしやすさと安心感を兼ね備えた住まいづくりをサポートします。

奥州市レスモアの平屋プランはこちら:https://less-more.biz/plan/588.php

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